統計検定2級を受けた

先日、統計検定2級の試験を受けた。感触がいまいちだった1ので、結果が出る前にふりかえりを書いてしまおうと思う。(後日、運よく受かっていたことがわかった)

知識のついていく過程

基本的に、過去問2を解くことを中心に学習した。その合間に、公式のテキスト3を読んだり、理解が曖昧で何度も調べる部分をまとめたりした。
過去問の年度別に、正答を導けた割合の変化を時系列で見てみると下図のようになっている。

一応、どの年度も解き直しをする度に少しずつできる割合が上がってはいる。今見ると、解き直しでも8割程度しか取れていないあたり、理解や演習が足りていない様子が表れているなと思う。

大まかに次の3段階で理解が進んでいった。
– 初期:理解していることが自分の中で整理できていない状態。全体の5割は解説を読めば理解できたけど、3割くらいは解説を読んでも理解できなかった。
– 中期:公式テキストをざっと読んで自分の中で整理し、最低限公式的な部分は覚えてしまうことで、過去問の解説を読めばほぼ理解できるようになった。
– 後期:1度理解しただけでは自分で再現できないような、あやふやな部分を解き直した(が、おそらく身についてはいなかった)。

かけた時間

初見の過去問に対し正答を導けた割合と累積学習時間を重ねてみると、割と比例していることがわかる。おそらく、この分野に対する学習がまだ初期段階だから、やるだけ理解が上がっていく楽しい時期にいるんだと思う。

試験終了後に集計してみるまで、これほど時間を投入していたと思わなかった(合計で40~50時間の感覚だったのに、2倍くらい費やしている)ので、投入時間の割に自分の理解のレベルが低く感じ、数日悲しい気分になった。

いったいどの部分にこれほど時間がかかっていたのか?
体感だけど、過去問に下記の時間をかけていたと思う。


これに公式のテキストでの学習やまとめていた時間を足しても、おそらく60時間程度にしかならない。
約30時間が闇の中である4

統計検定の勉強による変化

良いこともあって、社内でやってもらっていた読書会5に使用していた本(統計学入門6)に対する見え方が変わった。
読書会中はだいぶ難しく感じて、「統計とかデータ分析やってる人ってみんな天才なのかな…?」「ていうか自分が向いていないだけか」と思ったし(今もこれはよぎる)、本に対し30回くらいは「いったい何言っているんだ…」と思った。統計検定の勉強をした後に見ると、理解できるようになっていて「かなりわかりやすく丁寧に書いてくれているな」「確かに入門の本だな」と思えるようになった(入門レベルだと判断できることと、その内容を完璧に理解できることはまた別ではあるが)。

学習へのふりかえり

今回、学習時間は記録していたけど、その中で何をしたかは記録していなかった。遊びとして記録していたから、最初にしっかり考えなかったけど、最後に何を見たいのかを考えて記録すべきだった。
今まで学ぶ量(時間)を増やそうという方向に意識が向かっていたと思う。でも時間は有限で、さほど若くないのに新たな分野を物にしようとするなら、何をしたのか、それに時間がどれだけかかったのか、もう少し自覚的になる必要があると思った。試しに1ヶ月、勉強した時間とその内容を記録してみようと思う。


  1. 自己採点だとほぼボーダーライン上だった。1〜2問足りずに落ちそうである(結果発表までどきどきが楽しめてお得だと思うことにする) 
  2. 日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集/日本統計学会編 
  3. 改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定2級対応「統計学基礎」/日本統計学会編 
  4. たぶん、理解できない部分についてずっと考えていたり、仕事帰りに勉強のため寄ったカフェで虚無状態になっていた時間が入っていると思われる 
  5. 読書会が相当役に立っていて、これがなかったら統計検定の勉強を途中で諦めていたと思う 
  6. 統計学入門/東京大学教養学部統計学教室 編 
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